「さあ! やって来たぞ! 選挙シーズン」

   毎日の私共、庶民の生活の張り合いや、緊張の無さは何処から来るのか考えてみると、社会全体の緩み、行政の緩み、そして政治の緩みに行き着く。やはり全ての根幹はここを外しては考えられない。この根幹はやはり現国会運営の堕落醜態から始まっていると思う。

「これでいいのかい、いいわけないだろう。だったら何とかしなきゃならないだろうに、なんで何もしないのだろう。」

   皆、飼い慣らされて家鴨つまり「あひる」になってしまったのか。あひるは漢字で「家鴨」と書くように、もともとは大空を自由に飛び回っている動物だが、その「鴨」が餌付けされ飼い慣らされて、空を飛び回る意欲も能力も失わされてしまったものなのだ。

   今の日本人を見ていると、これらただ餌欲しさから、があがあ言いながらも、餌にありつければ満足して心いい眠りに就くだけの家鴨と何ら変わらないのだ。もう一度問うてみたい、「本当にこれでいいのか」。

   これらの緩み、堕落、欺瞞、没落、の政治は全くもって安倍内閣の八年間から始まり、急勾配で劣化が進行してしまったのは明白な事実なのだ。この流れを引きずる菅政権も含めて早急に改善の手を打たねば、日本の将来に重大な禍根を残し、回復不能な状態にまで落ち込んでしまうことだろう。民主主義の代議員制度では「選挙」以外には、政治に参加も改革も出来ない。その唯一の権利と機会を有効に活用しなければ、現状を変えることは出来ないのだ。だからこそ、このこれから始まる一連の「選挙」には、我々一人一人が重大な「覚悟」と「自覚」をもって参加して行かねばならない。これをいい加減に済ませてしまったら、回復が十年遅れるばかりか、「惨憺たる日本」を見ることになるだろう。

   今からでは遅いのだが、日頃から優秀な、志の大きな人材を見つけ出し、周囲の人間を巻き込んで、押し立てて行く努力をも心掛けていかねばならない。

2021年07月01日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ