「オミクロンとプーチンと」

   現在、日本ではオミクロンもやや小康状態となり、このウイルスとの共存状態の中で何とか正常化を図っていかなければとの矢先に、突然プーチン爆弾が投げ込まれて、ウクライナばかりか、全世界が被害を被る事態となってしまった。

   当事国ウクライナにとっては、悲惨で残虐で、こんな暴虐な行為が、この平和な国にこの平和な時代に突然起こるとは、予想外であったろう。多少の備えはあっても、ロシア程の大国が、恰も昔の山賊かのように、雪崩れ込んでくるとは、思いも寄らない事態であったろう。アメリカからの予想情報があったにせよ、通告もなく、当に山賊野盗の類のような暴虐行為は、時代錯誤か,狂気の沙汰としか思えない。

   もはやプーチンには、良識や常識は通じない、狂人として対応するしかないでしょう。これは厄介なことですよ。馬鹿と狂人にはつける薬がない、と昔から言われているので、コロナ、オミクロン以上の難題であることは間違いない。長い虚構の権力の座に居続け、裸の王様と化していることにも気か付かないで、自分の権力に酔い、私腹を肥やすことが快感となり、全ての国営事業からリベートをとり、巨万の富を手にし、大宮殿を作り、ロシア一の大富豪になってしまった。ところが、これらが徐々に明るみに成り始め批判が出始めると、これらの批判を何とかもみ消さねばならないと、訳もない恐怖心に襲われて、国民の目を国外に向けるため、有りもしない外敵を作り出して、ロシア国民を守る為と称し、一方的に戦争状態に引きずり込んでしまった。当に、狂気の沙汰そのものなのだから、始末が悪い。

   権力が続くと、必ず腐敗し、不善を為す。王様を作らないことも、民主主義政治の目的の一つである。今、その恐れがある国がもう一つ存在するので、注意しなければならない。あの神がかった尊大な顔は、大分危険が迫っている。今のうちに何とかしなければ、また世界が難題を抱えることになる。我が国も安倍王国になるところだったが、みっともない汚職が二三回あった位ですんでよかった。民主主義も国民の意識の向上がないと直ぐに瓦解する恐れがあるものだ。

2022年03月28日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ