人間生活に直接または間接に損害を与える主に無脊椎動物である小動物、特に昆虫類などの節足動物類をいう。加害の対象により,森 林害虫,衛生害虫,農業害虫,食品害虫、貯穀害虫、財産害虫、家畜害虫、 不快害虫 などに分類される。害虫と称される昆虫でも,一 生を通じて害を与える種はまれで,種類によっては幼虫は害虫でも,成虫は花粉の媒介などをし,益虫であることも少くない。駆除には 殺虫剤が使われる。と百科事典に書いてある。
現代社会にも実に多くの害虫がはびこっていて、その被害は計り知れないほどに成って来ている事は憂慮に堪えないものがある。前段の分類の如く、ありとあらゆる方面に食い込んで増殖している様は驚く以上に恐怖さえおぼえるほどだ。それも頭が黒い、柄の大きい脊椎動物で殺虫剤が効かないので、なかなか駆除出来ずに年々増え続けている奴らであるから、始末が悪い。正に「獅子身中の虫」とはこの連虫のことだろう。その親玉達はこともあろうに国会内にすくっていて都合のいい法律を作り、意のままになる公務員は減らさすどころか増やし続け、一緒になって税金に群がって食いつぶしている様は、いよいよ「獅子が食い倒される」のが目前に迫ってきている感がする。
身近なところではオリンピックがいい例だ。今オリンピックの名目なら何でも通る感じで、これらに群がって虎視眈々と食い荒らすチャンスを狙っているのだ。誘致さえしてしまえば後はどうとでもなる、とばかりに適当な当たり前の見積をしておいて、いざ決定して動き出したら、バタバタと群がり予算の掴み取りが始まるのだ。あっちで二倍こっちで六倍と相成って、天井知らずの数字に成って来てしまったのには驚いた。もっと謙虚にはなれないものか、一体誰の金だと思っているのか。物価上昇や人件費の高騰等は一割、二割の問題だ、また食い荒らしが始まったと思わざるを得ない。前のオリンピックの後始末で赤字国債の発行が決まってから、これが当たり前となり、毎年の恒例化となって借金漬け国家となってしまった、その状態を改善しようともしないでどんどん積み上げていく様は、破産者が破れかぶれとばかりに買いまくっている状態と何ら変わらない。一発で効くアース殺虫剤は無いものか。