「民主主義は衆愚政治にしかならないのか」

  敵失でボロ勝ちをして勢い良く出帆した安倍政権が、訳の解からない「アベノミクス」なる経済政策を謳い文句に国民を煙に巻いて、一 見順風満帆かと思われていた。ところが余り調子に乗りすぎ難問を全て自分が解決をしてやるとばかりに、次々と強気の政策を俎上に載 せて八面六臂の活躍であったのは良かったが図に乗りすぎたか、もう一鞭入れて加速してから一挙に難問解決をと思ってか、特に問題の 無かった内閣改造に手を付けてしまった。

  我こそは女性の時代への先導者とのアピールからか、女性の味方だと思われたいのか、実力も実績もないが、とりあえず女性であれば良 かったのかは知らないが、これがとんだ仇になり一挙に視界不良の時化状態になってしまった。これは安倍さんばかりの責任ではないだ ろうが。「好事魔多し」である、順風の時程慎重に運ばねば何処に落とし穴があるのか判らないものだから。

  それにしても国会議員たる人間共の程度の低さには呆れるばかりである。こんな連中に高額の国費を使って政治を任せる価値があるとは 考えられない。政治に金(かね)を掛ければ掛けるほど、程度が下がって行く感じがするのは私だけだろうか。品格もプライドもないとこ ろなど一寸した庶民にも劣る下劣な人間共だ。それがどんどん加速して劣化して行く感じがして、改めて民主主義の行き先に不安を抱か ずには居られなくなった。

  消費税10%などやる前に議員削減と行政改革が先だろう。これを遣らなければ安倍政権はもたないし、より緊張環境を造らなければ日本の 民主主義も奈落の底に真っ逆さまだ。また円安にしてまで応援している大企業への課税をしっかり行えば、弱者から搾り取る必要は無くなる。声の小さい弱いところからは搾り取り、剥奪し、おまけに消費物価の大幅値上げでアップアップしているのが見えないのか、見ていないのか、やはり自民党一党にも期待は掛けられない。これでは国民が耐え切れまい。

2014年10月29日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ