相も変わらず毎日のニュースは安倍さんの内外に於ける八面六臂の活躍で賑わっている。かつてこれほどの活躍を見せた首相は思い当たらないほどだ。全てが安倍さんの一人舞台のようで他に政治家が居ない様にさえ見え、その活躍ぶりは、もはや物に憑かれたかのようにさえみえる。与野党を含めなんと七百人もいて、全く安倍さんのいいなりである。これでいいのだろうか、良い訳がないのだが誰も何もいわない、まるで教祖様に従う信者のようでさえある。人材豊富と言われて来た自民党内にも全く活気がなく動きがないし、首相候補であった石破さんなど借りて来た猫のようだ。
野党はというと「再編、結集」といいながら、声ばかりで全く動きがない。特に第二政党の座に満足しているのか民主党は鳴りを潜めて、無能な岡田さんも現状維持で、じり貧をどうにかしようとはしないらしい。とにかく居心地のいい議員生活を続けられれば、日本などどうなってもいいや、って感じだ。こんな無能者ばかりの国会にしたのは議員待遇が良すぎるせいではないのか。危機感が全くない。これでは当分安倍教祖様の一人舞台を見続けなければならないし、日本丸が沈没するまでは国民にも危機感が起こらない。
前にも書いたが、あの怪しげな「アベノミクス」が行き詰まりだしている。このところ四半期マイナスが二度も続いて、あの一時の見せかけインフレに踊った者達もすっかり影を潜めている。政府は景気はやや足踏み状態である、なんて言ってるがはっきり言って「景気後退」であろう。三本の矢も四本目も全く効果を出さないままじり貧状態に戻りつつある。急激な円安で膨らんだ負債ばかりが国民に残されてこんごの国民生活をじわじわ締め付けだすのだ。政府もこの結果に少々焦り出して次々と施策を打ってはいるが、もともとが張ったりだけだったので効果など出るわけがない。このところの突然の外交攻勢はこの国内失政を隠し、次の選挙までの繫ぎにしょうとしているのだろう。所詮お殿様にとって庶民の暮らし等どうでもいいのだ。