中国の古い漢詩の一節である、続いて「口を閉じて深く舌を蔵せば、処処牢し(しょしょかたし=何処からも攻められない)」とある。つまり、「口は禍のもと」、「沈黙は金」なのである。
不用意に軽はずみな事を言えば、結局自分がその事で切り捨てられてしまうの意味だ。
最近の政治家の口の軽さと軽率さには、うんざりさせられている。であれば黙っていればいいものを何か言わなければ、との焦りからか発言しては言葉尻を捕えられてしまうのだ、もともと軽い頭で考えてはいたのだろうがその程度なのであろう。
口下手といえば何と言ってもかつての大平総理である、あの「あぁぁ、うぅぅぅー」が懐かしくも眩しい想いがするのがやりきれない気 持ちだが。この「軽口」から国会は空転するわ、問責決議やらの連続で、何も決まらないでこの一年も過ぎてしまったのだ。今の日本は、ただでも高い歳費の多過ぎる国会議員達が無為に遊んで過ごせるような状態ではないのに。あー誰彼と無く切り捨ててしまいたいのだが、何も出来ないでとうとう師走になってしまった。と思ったら急に死人が蘇ったように、何やら画策しだして蠢き出したのには驚かされる。
国民の為には何もせずに寝そべっていたくせに、自分達の生き延びる為となると必死に動き回るらしい。しかも又あの悪玉小沢とその一派が暗躍し出したとのことだ。小沢は言う「いざとなれば、私は日本の為にはなんでもする」と。呆れてものが言えないとはこの事だ。古くは「盗人猛々しい」という言葉があるが日本の為には政界から消えて貰いたい人間が「救国の志士」にでもなるらしい。あーこんな日本で良いのか、こんな政治家ばかりでいいわけが無い、暗い暗い見通しもつかない年の瀬になりそうだ。