「 維新と橋下氏と 」

  あの橋下さんが政界引退だって・・・!?。

  今までの騒ぎは何だったんだ、「維新」てそんなもので終わってしまうの。大阪維新から日本維新まで風呂敷広げといて・・・どうすんのさ。と言いたい騒動であった。大阪もどうしようも無いけど、どうしようも無い日本を何とかしてくれる人だと、凄く期待させておいて、おいおいそれは無いだろうよ。と多少は毒付いても見たい気分だ。一時は本当に救世主が現れたと、日本中に維新の旗がはためき出したのに、旗振りがこけたらあかんやろ。もともとその程度の思い付きだけだったのが、わっとマスコミに載って、日本中に維新が直ぐにでも起こるかの様に、維新熱が流行ってしまっただけだったのか。

  最大の理解者で実力者であった「石原慎太郎」さんが老齢の為に隠退されてしまったのが致命傷になったのか、もともとそれ程の人物でなかったのか。以前から気にはなっていたが、彼の後に続く人物がいない事が、彼一人での旗振りに疲れてしまったのか。こうなると橋下抜きの維新の会は存在価値を失ってしまった。小才が利き目先に聡い「江田代表」も橋下人気が使えないのではとすぐさま成り立ての代表を放り出してしまい、どうしょうも無い松野とかに乗せ変えてしまっては、もうどうしようもなくなってしまった。維新の夢は春の終わりとともに泡沫と消え果ててしまったのだ。

  日本一既得権者が多く、むさぼり役人天国の大阪を改革するのに、そんな短時間で短兵急に成し遂げられると思っていたのなら、「甘い」といわざるを得ないし、政治家として「未熟」であったと言わざるを得ない。なぜそんなに結論を急いだのか、「愚か」としか言いようが無い。わざわざ放り出す為の口実を作ったとしか思えないのだが。とすると今迄の騒動と、踊らされた我々のやり場が無くなってしまった。国を挙げてのたかり癖からの脱皮を、本気で図る政治家が命を掛けてくれる日は何時の事になるのか。それまでに日本の財政はもってくれるのか。

2015年05月29日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ