「最低の投票率で何を得たのか」

  いったい政治とはなんなのか、国民の負託を得て国民の為の政治であるべきではないのか。

  こんな景気の悪い師走の12月14日に、遣る必要も無かった選挙に国民を遣りだして、最低の投票率52.6%に終わったが、最低投票率も自民党最高の結果も、安倍首相の読み勝ちとも言われているが、冗談じゃない。当に「政治家の為の政治」以外の何者でもない。政治家同士の党利党略に選挙を利用したに過ぎない。いやこの場合「悪用」と言うべきだろう。

  こんな政治の繰り返しを見せ付けられては、青少年に夢を、若者に希望をなんて言っても空しい限りだ。

  この選挙に大勝したので、安倍大国は揺るぎもない強固なものなった。安倍さんのふとした表情に「驕りの影」さえ見える。「円安」がなぜ好景気なのか。国の借金を増やし続けてどこが好景気なのか。一部の大企業にしか通用しない論理が日本経済の殆どである中小零細企業には理解できないのである。これが「アベノミクス」という妖怪なのだ。安倍さんの影に其の妖怪がいて、安倍さんに絶えず息を吹きかけながら、囁き、洗脳しているような気がしてならない。国民全てがその呪詛にかかっしまってはいないだろうか。このグローバル化した経済の中で、この熟成された日本経済の一発逆転ホームランなどある訳が無いのである。

  情けない話だが、いまや安倍さんの他には政治家がいないようである。安倍さんの毒気に当たって縮み上がってしまったようだ。他を寄せ付けない程の気合があり、それはなにかに取り付かれたかのような凄みと迫力でもある。こうなったらどうか道を誤らないことを祈るだけだが、まだ3,4年は安倍時代に席巻されるに違いない。国民の為にも安倍さんの為にも、いい結果に終わる事を願うのみだ。

2014年12月23日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ