「三国志」にある言葉で「優れたリーダーはおのれの死を恐れて一時しのぎで生き長らえようとはしない」と言っている。自ら命を懸けなければ勝てないのだ。特に才能に恵まれたわけでもない平凡な男が、松下政経塾のお陰で政治家に成れ、時の流れの中で運良く一国の総理大臣にまで成れた、こんな幸運は二度とない。ここで命懸けで遣らねば悔いを残すであろうと思われるが、野田さん何をどうやろうとしているのかさっぱり見えてこない。大事な事は人任せでちっとも顔も声も出てこず存在すら疑わしい程である。この人にリーダーとしての能力や気力があるとは思えなくなってきた。
何でこんなにも何代にも亘って何も出来ない総理大臣が出てくるのか不思議でならない。人間命懸けなら何でも出来る、こんな遣り甲斐の有る立場は他には無い筈だが。事ここに至って「てめーら観ちゃいられねー」とばかりに「俺が遣る」と名乗り出たのが現代の豪傑「橋下徹」であった。今や日本一の有名人であり、日本で一番期待されている「英雄」である。もはや彼の発言と実行力には既成の政治家では太刀打ちできない。矢継ぎ早に次々と方針を発信し、ついに「船中八策」ときた。完全に現代の「坂本竜馬」に成る気であることは間違いない。日本の将来を考えれば、今「竜馬の改革」がなければ日本は亡び、将来はないところに追い詰められて来ていたのだ。この「時の氏神様」を「喝采」で迎えないわけには行かない筈なのだが、「どうも言動が乱暴すぎる」とか「裏が見えてこない」とか「目的は何なのだか見えない」とか「強者の論理で弱者をみてない」・・・・・・・等といろいろ批判をする者も大勢いる事も事実である。
がこれは自分では何も出来ないが、批判や論評だけはしたがる「知識人」なる人間が多すぎて、こんな日本に為ってしまったことに反省がない。かかる段階にまで追い込まれた日本を立ち直らせるには投薬や綺麗事では間に合わない、もはや外科的大手術をしなければ命はない。乱暴もへったくれもないのだ。この国を蝕んでいる「癌」を根絶させるか、死ぬかなのであるから。橋下さんお願いします、「大手術」を敢行してください。