マンネリにおちいり気力を失った人の心が、何かの切っ掛けで又やる気が復活することである。なるほど音もなく立ち枯れ自民党が崩れ去って、民主党の新政権が誕生した時は、心の中の暗雲が吹き飛んで秋晴れの青空が見え出したと、期待にやる気が起き出したものだったが、なかなか快晴とはいかない。なにしろ50年以上も続いた官僚主導を民主主義政治の根幹である政治主導に戻そうというのだから大変だ。とにかく改革は始まったのだから、時間が掛かっても挫折のないように我慢して見守って行くしかないだろう。
しかし、まだなかなか退かない暗雲が残っているのも人心一新に繋がらない原因でもあるだ。それは金権疑惑の小沢さんが黒幕で、献金疑惑の鳩山さんが総理大臣であるからである。こんな問題を抱えた政権を、国民は信じ切れるのであろうか。やはりこのような疑惑の人は早々に退いてというより、排除して本当に一新して貰いたいものだが、なぜこの国ではそんな判り切ったことがはっきり出来ないのか、不思議でならない。このような暗部がなくならない内は本当の改革など夢のまた夢である。