「天網恢恢(かいかい) 疎にして漏らさず」

  天の網は広くて大きいから、網目も粗いようだけれど決して逃れることは出来ない。と言う意味でこれも高校の教科書で学んだ。

  最近、状況や人品からして推定有罪と思われる事件が延々と時間をかけて裁判が続くケースが多い。決定的証拠がない事にもよるのだが、悪質な確信犯ほど証拠を隠滅したり偽装したり嘘までつき、その上元々性質(たち)が悪いから白々しく白を切るので善人は余計に判断が狂ってしまう。鈴木宗男、小沢一郎、押尾学、等のケースがそれだ。
  恥知らずの人間にかかれば性善説による法治国家は全く形無しである。誰も知らない事だと思っていても最低四人は知っているはずいう「四知」・・天知る、地知る、君知る、我知る、がある。知らぬ存ぜぬ等とは言わせない、「どうだ恐れ入ったか」と大岡越前守なら怒鳴った筈である。幸いな事に、鈴木宗男は有罪確定となったが、巨悪のボス小沢一郎は未だ白を切っているばかりか総理大臣にもなろうとさえしたのだ。「空いた口が塞がらない」と朝日新聞にも書かれたが、大方の庶民も議員の半数もそう思ったから、歴史を汚さずに済んでほっとした。

  こんな推定極悪人を担いで総理大臣にしようとする屑議員が200人もいるのだから日本は当分良くならない筈である。幸いな事には主だった能力ある議員が全て菅総理を推した事だった。しかしこの事は菅総理の能力を見限っていて次を狙っているとも言えるのだが。確かにはっきり言わせてもらえば菅さんも鳩山さんも総理の器ではない、指導力ばかりか知能もない、御輿として担ぐには軽い方が良いかも知れないが、国民にとっては大変不幸な事である。

  有能な人物を政治家に育て上げるシステムが切望されるのだ。「苛政は虎よりも猛なり」、 国民を苦しめる酷い政治もそうだが、無能な政治もまた然りである。

2010年09月24日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ