「ボランティア活動」

   コロナ騒動が未だに続いている中で、その上に突然ウクライナの惨状が飛び込んできては、家庭から社会迄、その影響は少なくはなくかなりの負荷になってのしかかり始めた。その影響を直接真面に受けねばならないのは、なんといっても、何らかの事情を抱えた生活弱者にほかならない。

   しかし、今の世は、すぐにその事に対応するボランティア活動をする方々がいて、見聞きする私たちをホッとさせてくれている。国や自治体の支援制度は大分きめ細かくなってはいるが、やはりお役所仕事の役を脱せない。その穴を埋めてくれているのが民間ボランティア活動だ。この人たちがいなければ、どうしても行き届かないところが出てきてしまうからだ。この方々は一体どういう方々なのだろうか、私たちもそんな気持ちがないわけではないが、自分の人生や日々の生活に追われて、それを実行に移すまでには至らないのが実情だが。特に若いうちは仕事や子育てで一杯で、他人の心配までとても気が回らなかったのが実情だったのだ。今、そんなニュースに眼が止まるだけ気持ちの余裕が出て来たとも言える。

   私の家の前が公共の一寸広い公園になっている関係で、休祭日には天気さえよければ、子育て世代の息抜きの場になっていて、沢山の子供連れで大変な賑わいになる。夕方になり日が落ち始めると、一斉に帰り始め、近くのお菓子屋に立ち寄って帰るのが、コースになっている。ところが、かなり暗くなっても、帰らない親子や子供が、何時までも一人遊びをしている子が時々いて、気になってじっと見続けてしまう。何かおうちに帰りたくない事情があるのかと、心を痛めることもあった。そんな時、飛んで行って、お小遣いでも与えて、お菓子でも買って早くおうちに帰りなさい、と言ってやりたいと、何度も思ったがそんな事さえ一度も実行出来ないでいる。我ながら、駄目な奴、と思うが、なぜか出来ない。私を押し留めるのは何なのだろうか。ただ、勇気が無いだけだろうか。何人かで遣れば出来るのだろうか。

2022年04月30日 | カテゴリー : 今月の一言 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ