「婦に長舌有るは、維れ厲(れい)の階」

  「詩経」にある言葉で「女のおしゃべりは天下を乱し禍を招く」と言う意味である。古来より「女賢しゅうして、牛売り損なう」とも言われている。一見すれば、女性軽視のようにも見えるが、今に至っても通用しているのは、女性の一面の真理でもあるようである。

  鳩山、菅両総理の奥方達は、私がファーストレディよとばかりにしゃしゃり出てしゃべるわ、御亭主のけつは叩くわですぐにマスコミの表舞台で活躍したものでした。当の御本人は落ち着く暇もなく、なんとか女房に怒られないように頑張る積りで、次々軽弾みなパフォーマンスをご披露しては失敗を繰り返し、直ぐ様馬脚を現して、自滅への道を転がり落ちてしまったが、日本国をもその下らない夫婦の巻き添えを食って混乱の極に陥れてしまったことは苦々しくも最近の出来事であった。
これらの最低の反面教師のせいか、それとも野田総理の性格と奥様の思慮の賜物かは未だ定かではないが、今度の総理の姿勢には軽はずみな言動は全く見られず、むしろじれったい程の慎重さと丁寧さが目立っている。かかる鰌(どじょう)のお蔭でこちらも毎日腹も立たずに、少しは落ち着きを取り戻して仕事に打ち込むことが出来ている。仮免中だと公言しながら暴走をし続けた馬鹿総理に比べれば、仮免中は慎重運転に徹している方が安心安全ではある。

  しかし今日本は戦後最大の危機的状況下にあるので、いつまでも安全運転でも困るわけで、一刻も早く自信を持って強いリーダーシップを発揮して、この難局からの脱却を図って頂きたい。また思慮深い奥様には本当の内助の功を期待したいものである。それこそが真のファーストレディであろう。

2011年10月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : ハンドレッドリーダーズ